私の仕事はイカつり漁師です。
半人前漁師の奮闘をお伝えします。
この小さな船でイカ釣り漁をします。
大きいと磯ばた操業は不向きです。
イカ釣り漁は9月~翌年5月までの期間です。6月~8月は漁が少ないので休みです。
その間はアジや鯛を釣りに行きます。イカ釣りは昼間はエサのアジを釣りに行き夕方と朝(夜明けごろ)操業します。お月さんが半分以上になると月の明かりがある間イカ釣りに出かけますが、命がけです。月の明かりで山を見てデッドスロー(歩く速度より遅い)で磯をぬうように船を進めます。
一応GPSはついていますがほとんど経験と感でコースを選択して船を進めます。夜中の操業は危険が一杯です想像してみてください。誰もいない夜中ですから当然暗いです山影が少し見えます。しかも夜は距離感がわかりづらいです。これは経験した人でないとわからないと思います。
それと船外機のスクリュウに藻や綱などが巻き付く時が有りそうなると大変です。船外機を上げ巻き付いた物を取り除きますが短期間(1分~2分)でのけなければ目の前に岩があり、もし岩に船が当たれば明くる日の新聞に載るでしょう。それと同じ操業をしている船と遭遇しますが夜は距離感がつかみづらい為、お互い緊張が足ります時にはこれ以上右に寄れない(水深が浅くなると仕掛けが海底に絡む為)状態まで我慢して相手の船を見ながらの操業になります。
そんな命を懸けての操業は疲れますが、イカがたくさん釣れた時はその疲れも吹き飛びます、操業が終わり港に変えるとほっとします、今日も無事に戻れた事に感謝です。
8年ほど前ですが怪奇現象に遭遇した事が有ります。
その日もいつも通り夜イカ釣りに出かけましたが磯ばたから光る物体が突然現れ私の船の前で止まりました。私はなにかなと思い追いかけましたが逃げてゆきます。そこでこれはまずいと思い引返してくるとその光は現われた岩のところで真っ赤になって消えました。ひだまは時々見ます怖いと思ったらこの仕事はできません。
アオリイカ漁師はこんな危険な仕事です!
またブログします。
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